MBAのビジネス講座 > 転職 > 外資系投資銀行への就職
MBA卒業後、以前から知っていた投資銀行の人から誘われ、初めての転職。通常MBA卒ですと、アソシエイトからスタートすることが多いですが、経験を買われバイスプレジデントでのスタート。基本、MBAを持っているだけで投資銀行へ入れるということはありません。あくまでも必要とされているスキル次第です。
バイスプレジデントレベルでは一人あたりで3~5億円の収益がノルマとされ、一つ上のディレクターになるとで5~8億円になります。最初の一年は許してもらえますが、2年目でこれを達成できないと結構な確率でクビ、上手く逃れても3年目にはほぼ確実にクビになります。この点、アソシエイトは小間使いである一方、ノルマがなく、クビになる確率が下がります。さらに下のアナリストはたとえクビになっても全く関係ない部門で再雇用されたりします。
リーマンショック以降は、個人レベルでのクビでなく、チーム毎の清算が結構発生していますので、「いつ、どこで、どんな」ビジネスを行うかで、ほとんど2~3年後の世界が見えてしまう世界です。
外銀の
報酬はそれなりにあり、大卒でも入社3年目程度で一千万程度になります。中途の場合、事業会社からであれば最低2倍、クビが繋がる程度に稼げれば4倍程度にはなりますが、給料の決定については足元をみられますので、どうしても入りたいと思われてしまうと少ない金額が提示されます。ボーナスは年に一回ですが、そこそこに稼いでいれば以前は基本給と同額程度でしたが、リーマンショック以降、基本給の割合が増え、代わりにボーナスの割合が減ってきています。
オフィスの環境は日経の企業と比較にならず、至れり尽くせりではあります。
外資系
投資銀行の場合、リーマン以降は、平均勤続年数が2~3年と以前よりサイクルが短くなってきているよう、一年未満でのクビも珍しくありません。特に日本は世界におけるプレゼンスが下がり続けており、パイが小さくなってきています。
外資系投資銀行で働く実情をより知りたい方はこの本を読むと良いでしょう。やる仕事で働き方も変わりますが、毎日金だけを追い求める日々となることは、この本にかかれているとおり。フロント配属でなくミドルやバックにおける働き方はほぼ日本企業と同じようなものです。給料はフロントとくらべて相当落ちますが、日本企業で最高水準を出す会社以上はもらえます。ミドルやバックでもヘッドハンター経由、もしくは一本釣りでないと転職できない業界です。
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外資系投資銀行の場合、同じ業界の中であれば、誰がどこでどんな仕事をしていたか筒抜けです。儲かる飯の種を見逃さない為ですが、もっと単純に設けている人を引っ張ってくるためです。
従い、一旦業界に入ると能力の有無に関わらず、ヘッドハンターからマークされます。ヘッドハンターは投資銀行が人を探す場合その手先になり、なるべく多くの人を銀行に引き合わせます。上手く採用が決まるとその人の年収と同程度の額がもらえるという仕組みです。
リーマン前であれば、契約金やボーナスの保証や雇用複数年保証を餌に転職を誘うことがありましたが、現在では世界レベルでそのような条件の提示はなくなったようです。
クビになってから転職する場合、次の転職先で足元を見られる一方、上積み退職金がもらえます。また、ボーナスの何割かがストック・オプションのような形で与えられるのが通例ですが、これが正式にもらえる権利が確定します。
一方、クビになる前に転職する場合、前述のまだ権利が確定していない過去のボーナスを放棄することになりますが、有利な条件交渉を転職先とできるメリットがあります。
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